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沖縄の染織と文化の今

「沖縄の染織と文化の今」

 

萬代さんは沖縄染織を通して沖縄の文化を伝え、応援するお仕事をしていらっしゃいます。今回は染織を通じで沖縄のことも少し学ぶことができました。

 

沖縄の染織は琉球王国時代に国の庇護のもとにあった職人が王族の衣装を作る技術でした。また、沖縄本土と離島とでは離島のほうがなぜか重税で、(税は布を納めることでした)各島の織物技術が発達しました。宮古上布(世界最高の麻織物)芭蕉布(バナナの葉から繊維をとって作った布)などがそうです。


そして明治政府の時代になると税金はお金で納める事になり、沖縄の染織は衰退していきました。さらに、第二次大戦中、首里城周辺にあった王朝時代の染織の工房が破壊され、道具や型などがほとんど焼失してしまいました。

 

衰退していた沖縄の染織ですが、日本民芸運動の父といわれる柳宗悦は戦前から沖縄の工芸に目をつけ、「沖縄は民芸の宝庫」と評価したこともあり、染織も見直されるようになりました。もともと高級品であった沖縄染織は民芸品ではなく芸術品であるという意識も生まれ、技術の継承、発展に力がいれられるようになり、現在に至ります。

 

萬代さんは沖縄らしい染織を扱っていきたいと思っています。沖縄らしさとはおおらかさと力強さで、沖縄の女性そのものであるそうです。沖縄の染織は琉球王国時代から女性の仕事であり、今でも従事者の9割は女性。ですから作り手が作りたいものを作ってもらうことが重要だと考えています。お客さんが出来上がった反物に触れ「元気がでる」と言われることもあるそうです。「ちょっといい加減だけど、いいな〜」そんな作り手を見つけ、育て、広めていく。一方沖縄の男性は、琉球王国の時代から昼間から泡盛飲んでふらふらしているそうな。(本当ですか??)そんな風土が生んだ沖縄染織について「そもそも沖縄の女性、沖縄の染織は根性が違うんや〜。」とおっしゃる萬代さんも相当熱い人とお見受けしました。


沖縄の染織というと、琉球紅型(びんがた)、宮古上布、久米島紬、芭蕉布などなど、どれも簡単に手が届く着物ではないけれど、おおらかで力強い女性の作った着物をいつかまとってみたいと思う、萬代さんのお話でした。ありがとうございました。



日時:9月7日(金)19:00~20:30
場所:ガレリア表参道
ゲスト:萬代 学さん(琉球染織コーディネーター)さん

沖縄の染織と文化の今

沖縄の染織と文化の今

次回のアート・トーク

アート・トーク Vol.22

善光寺表参道ギャラリーライン
アートトーク2012
煎茶ワークショップ
〜煎茶の楽しみ・焙茶〜

日時:2月11日(月・祝) 14時〜
場所:ガレリア表参道
〒380-0832長野市東後町21番地グランドハイツ表 参道弐番館B1F
ゲスト:花岡 泉(煎茶道東阿部流 土田翠遊社中)

煎茶道の開祖は、江戸時代初期に禅宗の一つである黄檗宗を開いた隠元隆琦とされています。

この頃、煎茶自体が当時最新の中国文化であったことなどから、形式にとらわれずに煎茶を飲みながら清談を交わす、いわゆる「煎茶趣味」が文人の間で急速に広まりました。

使う茶葉には玉露・ 煎茶・番茶と種類があります。

今回は、寒い季節に喜ばれる焙茶点前をご紹介します。

涼炉の火で茶葉を炒るとたちまち芳しい香りが室内に広がります。是非味わってみて下さい。


お茶とお菓子がついて、参加費500円です。(20名、要予約)

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