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アート・トーク

中間山地のアートフェス 越後妻有アートトリエンナーレに参加して

日時:7月28日(土)14:0015:30

場所:ガレリア表参道

講師:原 游さん(美術家)


原さんが描く絵には、雑誌やカタログに載っているものをトレースして油絵を描くという作品があります。遠目でみると人のような生物のようなものが見えるのですが、近づいて良くみると、雑誌の切り抜きの要素が集まってできているのです。

 

独自の世界を持つ原さんの作品ですが、本人としては「うつす(写すとか移すとか映す)」ということに興味があるそうです。

 

越後妻有アートトリエンナーレでは、影を実際の建物にトレースするというもの。地域に住む方々に特徴的な格好をしてもらい、それを壁にトレースするのです。動かない影、影が記憶を持ち始めるような不思議な感じがします。

 

また、夫である芸術家原倫太郎氏と共に作成した絵本は、日本の昔話を自動翻訳ソフトで英語に変換してそれをさらに自動翻訳ソフトで日本語に変換した文章に游さんが絵をつけたというもの。「かぐや姫」は変換を経ると「匂いをかがれるとすぐに、プリンセス」となってしまうのです。

実際のタイトルは「匂いをかがれるかぐや姫」〜日本昔話Remix~ という絵本です。ほかに「桃太郎」「一寸法師」もあります。これも「日本語を英語にうつし、さらに日本語にうつし」ていますね。

 

原さんの世界は一見独特なのですが、その作品に触れると、真摯な作品がとてもいとおしく思えてきます。原さんの作品に一度触れてみてはいかがでしょうか。

日時:7月28日(土)14:00〜15:30
場所:ガレリア表参道
ゲスト:原 游さん

原さんと作品 原さんと作品

影を壁にトレース 影を壁にトレース

次回のアート・トーク

アート・トーク Vol.18

善光寺表参道ギャラリーライン
アートトーク2012
「沖縄の染織と文化の今」

日時:9月7日(金)19時〜
場所:ガレリア表参道
〒380-0832長野市東後町21番地グランドハイツ表 参道弐番館B1F
ゲスト:萬代 学(琉球染織コーディネーター)

芭蕉布、琉球びんがた、八重山上布などは、染織に興味のある人、キモノ好きの人にとっては、一度は触れてみたいものです。

お父様の代から、沖縄の染織を紹介し、その継承を応援する仕事をしてきた萬代さんから、沖縄の染織の魅力と、本土の影響で独自性、希少性が失われつつある現在の問題などをお話いただきます。

現場を知る方からの、貴重なお話が聞けると思います。

善光寺表参道ギャラリーライン<br>アートトーク2012<br>「沖縄の染織と文化の今」