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アート・トーク

善光寺鷹司上人に学ぶ花結び


日時:212日(日)13:0015:00

場所:善光寺大本願


ゲスト:鷹司誓玉大僧正さま


灯明まつり期間中の2月12日、大本願には70人もの皆様に花結びのワークショップにお集りいただきました。

 

有職故実(ゆうそくこじつ)とは、古くからの朝廷や公家、武家の行事、制度、言い伝え、伝統などまたはその研究のことを言いますが、特に朝廷や公家は平安時代から先例の知識を本にして残してきました。そこに組紐の事も書かれているそうです。その組紐を踏襲する組紐師であり人間国宝の深見重助さんにお上人さんは従事されていました。この組紐を色々な形に結んだものが花結びです。「被布(ひふ)」(きものの上に着る上着のことで水戸黄門、七五三で見かけます、お上人さんも本日着ていらっしゃいます)を留める機能と共に、デザインの要になっているのです。

 

ますは基本の結び「釈迦(しゃか)結び」を教えていただきました。お釈迦さまの頭に似ているからその名がつきました。組みひもを平面的に結ぶ所までは割と簡単にできるのですが、それを立体的に丸く締めていくのが難しく、いびつなお釈迦様になってしまうので苦戦しました。上手くできるとボタンとして活躍します。

 

次は「菊結び」こちらは平面的なので見た目の豪華さに比べて、割とすんなり理解できました。お上人さんは釈迦結びを作った組紐の先に菊結びを作っていらっしゃいました。おそらく、お釈迦様の頭に菊の花びらを引っ掛けるおつもりかと思いますが、不慣れな私達は釈迦結びをほどいて、なんとか菊結びを完成させました。

 

ところで今回使用した組紐は「正絹」のものだったのですが、悪戦苦闘しながらも、紐がぎゅっぎゅと締まっていく感触に感動しました。紐に張りがあるのに、小さく結んでもほどけない。「意志が強いのに、しなやか」という感じでしょうか。お上人さん私もそんな女性になりたいです。

 

是非次回はお上人さんの組紐を作る様子を拝見したいです。

 

日時:2012.02.12
場所:善光寺大本願
ゲスト:鷹司誓玉大僧正さん

釈迦結び これを上手に締めていくのです 釈迦結び これを上手に締めていくのです

釈迦結びと菊結び 左上が釈迦結びの完成形です。お上人さんは同じ紐の先で菊結び作成中 釈迦結びと菊結び 左上が釈迦結びの完成形です。お上人さんは同じ紐の先で菊結び作成中

お上人さんの着ているのが被布です。花結びがかわいいです。 お上人さんの着ているのが被布です。花結びがかわいいです。

次回のアート・トーク

アート・トーク Vol.17

善光寺表参道ギャラリーライン
アートトーク2012
八田千鶴さん

日時:3月22日(木)18:30〜
場所:ガレリア表参道
ゲスト:八田千鶴さん

春分の日を過ぎて、春の足音が大きくなっているであろうころに催される3月のアート・トークは、八田千鶴さんをお招きします。

八田千鶴さんは、旧真田藩御用商人であった八田家に戦前嫁がれ、御歳93歳になられた現在まで、女性として、たおやかに生きてこられました。
八田家は、御用商人として真田藩の物産を統制する中心的な役割を果たしており、佐久間象山とも繋がりが深かったと言います。
その八田家で、戦前から戦後へと時代が変化する中、逞しく生き抜いてこられた、その生き方を伺ってみたいと思います。
また、千鶴さんは、「婦人友の会」長野支部の創始者の一人でもいらっしゃり、戦後のきびしい生活の中から、生活、家事の合理化などにも取り組まれ、ひとりの女性として新たな現代への道を築いてこられました。
今でも講演、取材もこなされる、とてもパワフルで魅力的な方です。
当日は、みなさんで古いお手玉の唄を歌いましょう、と仰られていました。

今年度最後のアートトーク、楽しいお話を伺いたいと思います。