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アート・トーク

江守健治さんのお話

江守さんはテレビカメラマンとして民放テレビ番組の制作に携わっていらっしゃいました。現在は昔の映像を保存し、上映するための活動をすると共に、50年後の子供達に今の長野を映像に残したいと考えています。

 

今回見せていただいたのは、映画「黒の死球」の撮影風景や、昭和初期の中央通りの商店の映像、「池田義信」監督を紹介する映像、川中島バスの営業所を紹介する映像、映画「転校生」の撮影風景などでした。

 

長野出身の映画監督

池田義信さんは1922年「生さぬ仲」で映画監督デビューし、松竹無声映画時代の売れっ子監督であり、奥様は当時トップスター栗島すみ子さんでした。日本映画の草創期を支えた一人と言われている方ですが、実は長野市宇木生まれ(現在の三輪)だそうです。残念なことに戦前のフィルムは殆ど焼失しており、現在では数本しか残っていないそうですが、池田監督の存在を誇りに思いました。

 

映画における長野ロケ

長野市出身で善光寺のご住職でもあった瑞穂春海(みずほしゅんかい)監督作品「黒の死球」(1963年)長野ロケの映像を見せていただきました。

ほぼ50年前の映像には、長野駅東口のレンガ倉庫、二千路通りなどが映っていました。半世紀の間に街並はこれほどまでに変わってしまうものなのかと驚くばかりです。「東口のレンガ倉庫が残っていたら、改修して素敵な場所になるのになあ」と、悔しい気持ちになりました。昔の映像を観ることで、身近なものの大切さに気付かされたり、自分は歴史の一部だ感じたりしました。

 

50年後の子供達へ

大林宣彦監督「転校生:さよならあなた」(2007年)の長野ロケは、江守さんが大林監督に「50年後の子供達のために長野で映画を撮って欲しい」とお願いしたことから実現したといいます。長野でロケを行うことで、映画をつくる情熱に触れることもできますし、映像に自分達の街が残ることも誇りに繋がると思います。映画が50年後の子供達に何を語りかけるのか、今は分からないけれど、何かを感じることは確かで、江守さんの活動は過去、現在、未来をつなげているようだと感じました。

日時:2011,10,13
場所:ガレリア表参道
ゲスト:江守健治さん

50年前の二千路通り 50年前の二千路通り

映像を観ながら和気あいあい 映像を観ながら和気あいあい

次回のアート・トーク

アート・トーク Vol.22

善光寺表参道ギャラリーライン
アートトーク2012
煎茶ワークショップ
〜煎茶の楽しみ・焙茶〜

日時:2月11日(月・祝) 14時〜
場所:ガレリア表参道
〒380-0832長野市東後町21番地グランドハイツ表 参道弐番館B1F
ゲスト:花岡 泉(煎茶道東阿部流 土田翠遊社中)

煎茶道の開祖は、江戸時代初期に禅宗の一つである黄檗宗を開いた隠元隆琦とされています。

この頃、煎茶自体が当時最新の中国文化であったことなどから、形式にとらわれずに煎茶を飲みながら清談を交わす、いわゆる「煎茶趣味」が文人の間で急速に広まりました。

使う茶葉には玉露・ 煎茶・番茶と種類があります。

今回は、寒い季節に喜ばれる焙茶点前をご紹介します。

涼炉の火で茶葉を炒るとたちまち芳しい香りが室内に広がります。是非味わってみて下さい。


お茶とお菓子がついて、参加費500円です。(20名、要予約)

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