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アート・トーク

まちと時代を撮り続けて

2011526日長野市東町のカメラマン金子さんをお迎えして、秘蔵の8㎜フィルムを見せていただきました。

金子さんは地元東町で40年余り前に「ユニーク」を設立され、書籍デザインと出版を手がけてきました。手のひらに乗る程の小さな本、豆本は今までに100種類も作られてきたそうです。30年程前に作った豆本を見せていただきました。それは、印画紙がそのまま本のページになっていて、30年前のある日を切り取った小さな宝箱のようでした。

 

8㎜フィルムは、金子さんのお父様の撮影した昭和30年代の映像でした。金子さんのお父様はお医者さんで、写真が趣味だったそうで、(その影響で金子さんも写真に興味を持ったそうです)家にはいわゆるプライベートフィルムが沢山残されていて、その中から、ピックアップした2本のフィルムを当時の映写機で映し出していただきました。

 

1本目は丸光が開店した時の映像です。(丸光は壊されて、現在はSBCの建物が建っています)屋上には開店のアドバルーンが浮かび、昭和通りと中央通りの交差点は歩行者や車、自転車に乗る人が行き交います。信号さえなかったようです。

 

2本目はレトロな車でドライブしながら、町を撮った映像です。野原の中の1本道をドライブするのは、当時はとても贅沢でハイカラな事だったのではないでしょうか。

 

どちらの映像にも今と全然違う町並みが広がっていました。「煙突がいっぱいみえる」とか、「山が近い」とか。言葉にできることもあれば、「なんかよかったね〜この頃の長野は」とあいまいな感想も。50年前の丸光の屋上から見渡す長野の町並みは山と調和していて、屋根の連なりからでさえ当時の人の日々の営みが伝わってくるようでした。

 

金子さんは1年程前にガンが見つかり、体調がすぐれず、詳しいお話が聞けなかったのですが、今まで撮っていらっしゃった写真や本は「ユニーク」に伺えば見せていただけるとのことです。

 

金子さんが帰られた後、私達が話したのは、金子さんの撮りためた写真の写真展をやりたいね。ということでした。是非実現させたいですね。金子さんよろしくお願いいたします。

 

ちなみに金子さんと一緒に写真を撮って、豆本を作る町歩きも企画されています。よろしければこちらもチェックしてみてください。

日時:2011,5,26
場所:ガレリア表参道
ゲスト:金子晴雄さん

まちと時代を撮り続けて

まちと時代を撮り続けて 当時の映写機

まちと時代を撮り続けて

次回のアート・トーク

アート・トーク Vol.22

善光寺表参道ギャラリーライン
アートトーク2012
煎茶ワークショップ
〜煎茶の楽しみ・焙茶〜

日時:2月11日(月・祝) 14時〜
場所:ガレリア表参道
〒380-0832長野市東後町21番地グランドハイツ表 参道弐番館B1F
ゲスト:花岡 泉(煎茶道東阿部流 土田翠遊社中)

煎茶道の開祖は、江戸時代初期に禅宗の一つである黄檗宗を開いた隠元隆琦とされています。

この頃、煎茶自体が当時最新の中国文化であったことなどから、形式にとらわれずに煎茶を飲みながら清談を交わす、いわゆる「煎茶趣味」が文人の間で急速に広まりました。

使う茶葉には玉露・ 煎茶・番茶と種類があります。

今回は、寒い季節に喜ばれる焙茶点前をご紹介します。

涼炉の火で茶葉を炒るとたちまち芳しい香りが室内に広がります。是非味わってみて下さい。


お茶とお菓子がついて、参加費500円です。(20名、要予約)

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